玉置浩二(敬称略)にハマる!神曲3選

皆さま、こんにちわ。突然ですが、最近よく聴いている音楽はなんですか?私は、専らクラシック専門(ピアノと声楽を3歳の時から習っております)で邦楽を聴くことはほとんどありませんでした。しかし最近、米津玄師(敬称略)やKing Gnuなど魅力的な歌い手の方々が沢山ヒットチャートに出てきて、知らず知らずのうちに耳にするようになりました。

そのような中、気がつけば昭和・平成・令和の3時代を駆け抜けている玉置浩二(敬称略)の曲にハマっています。きっかけは、Premium Symphonic Concertに行ってからです。滅多に取れないチケットが手に入ったからと、友人に誘われ「良くなければ、オーケストラの演奏だけ聴いていればいいや」ぐらいな感じで会場へと足を運んだのです(ファンの方、ごめんなさい。今は違います)。それまで、玉置浩二(敬称略)と言えばバブル時代の安全地帯のヴォーカルのイメージが強く、ロック調のどこか危なげな怪しい曲を歌っている印象しかありませんでした。

しかし、幕が開き玉置さんが歌い始めると印象が一転。オーケストラの演奏に負けない(と言うか、そもそも玉置さんの声自体がオーケストラの一部)声量と響く声の美しさ、優しさに感動しました。

以来、夫が引くぐらい玉置さんの曲を購入し、チケットを買い、周りの人間に勧め、音楽を口ずさんでいます。

井上陽水と安全地帯のデュエットソング「夏の終わりのハーモニー」、有名なヒット曲「田園」、優しく包み込むような歌詞の「プレゼント」、夜空を思わせるような壮大な「Sacred Love」…etc.玉置さんの歌は、数え切れないほどの名曲がありますが、中でもこれは!と言うお気に入りの神曲を3つ勝手に選びランキング形式でご紹介したいと思います。ファン歴が長い方からは「読みが甘い!」とお叱りを受けるかもしれませんが笑、是非温かい目でお読みいただければ幸いです。

第3位 行かないで

まず第3位は、「行かないで」です。(Amazon Music

1989年11月20日に発売された5枚目のシングル。第二次世界大戦中に映画や歌で大活躍をしていた李香蘭(またの名を山口淑子さん)の半生を描いた、フジテレビ系列局のテレビドラマ「さよなら李香蘭」の主題歌としても知られています。

反響は大きく、歌詞は中国語や広東語に翻訳され、沢山の歌手に歌われています。なんと、あのジャッキー・チェンも若かりし頃に「李香蘭」の名前でカバーし、歌っています!

特に中国での認知度はかなり高く、中国の友達(上海出身)に玉置さんの曲を勧めたところ「もう知ってるよ。めちゃくちゃ有名(ヤッター!)。みんな知ってる。逆に日本の若い人の方が知らないんじゃない?」とのこと。例えば春節で一家が集まった時などにカラオケへ行くと、必ず歌われるそうです。

日本人が思う以上に、日本を超えて認知が広まっている曲と言えそうです。

グッとくる歌詞

なにもみえない なにも…
(略)
Ah 行かないで 行かないで
いつまでもずっとはなさないで
Ah 行かないで 行かないで このままで

という歌詞がなんとも悲しく、切なく。

それを玉置さんが歌うと、声が余計に響いてグッときます。

失恋をした時、どん底の気分になった時に聴くと、更に気持ちが落ち込み、泣けてくる曲です。

言い方を換えれば、ひとしきり泣いて、気持ちがすっきりできる曲とも言えます。

第2位 サーチライト

第2位は、サーチライトです。(Amazon Music

2013年11月27日発売の25枚目のシングル曲になります。日本テレビの土曜ドラマ、主演亀梨和也「東京バンドワゴン~下町大家族物語」のエンディング曲でもあります。

なんと、亀梨和也演じる堀田青の父親ロックミュージシャン堀田我南人役として玉置さん自身も出演しています!ロックミュージシャン役って…、そのまんまじゃないですか、玉置さん笑。

グッとくる歌詞


怖くて 寒くて 眠れなくなって
小さな光を 探した夜に
必ず僕を照らす Oh~
サーチライトを ずっと
信じてた 信じてた

これは、本当に思い入れのある曲です。当時、入社当時より働いていた会社の人事異動で全く専門分野でない部署に異動することになりました。

慣れない環境の中、仕事で求められる資格の取得のため猛烈に勉強していた時、応援ソングとして聴いていました。1割を切る合格率の資格なのですが、一発合格が当然という社内の雰囲気の中、落ちたらどうしようという不安に苛まれ「怖くて寒くて眠れなくなって」いました笑。

朝7時出社の夜11時帰宅。

からの、4時間勉強。

就寝、3時

起床、朝6時

という過酷な毎日でした。

今となっては、いい思い出です。玉置さんのこの曲が、私の背中を押し続けてくれました。

第1位 メロディ

第1位は、メロディです。(Amazon Music

1996年5月22日に発売された、10枚目のシングルです。小泉今日子、小林薫をW主演としたTBS系の東芝日曜劇場枠で放送されたドラマ「メロディ」の挿入歌でもあります。ここでも、玉置さんは売れっ子キャスター桜木信太郎役として出演しています。名曲にもかかわらず、売上枚数は今一のようです…(何故?)。

グッとくる歌詞


あの頃はなにもなくて
それだって楽しくやったよ
メロディー泣きながら
ぼくたちは幸せを見つめてたよ

…あの頃(大学時代)は、貧乏の極みで100円のパンを電子レンジで膨らませてお昼ご飯にしてたな~。お金もなにもなかったけど、なんとかやってたなという思い出が蘇ってくる曲です。

髪も染められず、洋服も買えず。あまりにひどい格好だからと、同情してくれた友達に服を貰っていました。ただひたすら勉強と、学費を稼ぐためのバイトしかしていなかった日々。でも、青春でした。

それに比べて、今は社会人になりお金にも少し余裕が出てきているにも関わらず、不平不満を言っててはいけないな…。

と、昔を懐かしむと同時に、今という当たり前の日常の有り難みを気づかせてくれます。

終わりに

やけに、情緒的なご紹介になってしまいましたが、時代を超えてなお歌い続けられる名曲を次々と生み出している玉置浩二(敬称略)。本当に助けられています。

気持ちが弱った時、悩んでいる時、やり場のない悲しみに暮れた時、聴いてみてはいかがでしょうか?