【つげ櫛の魅力】一生もの、10年間ずっと愛用中。前髪のセットもラクラク

一生ものの櫛(くし)が欲しい
・抜け毛を予防したい
前髪のセットを楽にしたい
・髪を引っ張ることなく、楽にとかしたい
広がる髪をまとまらせたい
・手軽に手早く髪をセットしたい

そう思い、10年前に薩摩つげを原料としたつげ櫛を購入。

以来、いつでもどこでも携帯し愛用しています。

今回は、一度使い始めたら手放せない、つげ櫛の魅力をご紹介します

つげ(黄楊)櫛とは?

昔から貴重な木材
・適度な硬さがある
・櫛として理想的な粘りがある
・弾力性がある
静電気が起きにくい素材である
・時間と手間がかかり、日本では鹿児島などの一部でしか栽培していない
つげ材を選別し乾燥させ加工するまで、何年もの時間と手間をかける
丈夫で長持ちする

つげ櫛とは、上記の特徴を有した「本つげ」という木材を使用した櫛のことを言います。

日本古来から使用されており、伝統工芸品としての認識も高いです。

一般的に庶民に広まったのは、江戸時代からだと言われています。

つげ櫛は何年使えるの?

・つげ櫛は何年使えるの?
本つげは非常に丈夫な素材であるため、手入れをすれば一生物の櫛として使用できます

手入れをすれば、一生使えるという魅力!

使い込むほどに、櫛全体が自然な飴色に変化していくそうです。

昔、江戸資料館でつげ櫛が展示してあるのを見たことがあります。

その櫛の飴色の綺麗なことといったら!

自分の櫛も時が経つことに、変化していくのか…

そう思うと、自然と愛着が湧いてきます。

自身のつげ櫛は、愛用歴10年。

毎日使用していますが、今のところ飴色に変化してきている様子はありません。

やや、つげ独特のツヤ感が出てきたような、いないような…

今後の変化に期待したいです。

お手入れの方法は?

つげ櫛購入時に、お手入れについて教えてもらったことを共有します。

用意するもの
・コットン2枚
・歯ブラシ
・油 
(オリーブオイル、椿油、ゴマ油、スクワランオイルなんでもOK)
――――――――――――――――――――――
-1. 油をヒタヒタに染み込ませたコットンで、櫛全体を拭く
-2. 汚れやすい櫛の歯の間を、歯ブラシで櫛の根本から磨く
-3. 浮いた汚れを、乾いたコットンで拭き取る

つげ櫛には椿油のイメージが強く、お手入れの際には椿油じゃないとダメなのかな?

当初はそんな先入観を持っていました。

しかし実際につげ櫛を作っている職人さんに聞いてみると、油であれば何でも良いそう。

難しく考えず、年に1~2回手入れをすれば十分。気軽に使ってください

とのこと。

難しい手入れは必要なし
・こまめな手入れも必要なし
・丈夫で長持ち

手入れの方法うんぬん上記でご紹介しましたが、

結論、つげ櫛の手入れは楽です。

恐るべし、つげ櫛。

良いところしか見つかりません。

10年使ってみて、実感することは?

以下、実感した効果を記載します。

⭕️前髪のセットが楽にできる
・前髪をフワッとさせたい
・数本の前髪を、サイドに移動させたい
・前髪の一部分を、少しだけ後方に持っていきたい
などなど、細かい希望もお手のもの
プラスチックのヘアブラシとは異なり、細かい作業が必要な前髪のセットも楽にできます。
パドルブラシと比較して、大きなメリットを感じます。
⭕️細かいヘアセットも楽にできる
上記と重複するところもありますが、メリットを大きく感じているため更に記載。
つげ櫛は、静電気が起こりにくいため細かいヘアセットも楽にできます。
特に夜会巻をするとき。
後毛や、アホ毛などスッキリまとめてくれます。
パドルブラシと比較して、大きなメリットを感じます。
⭕️頭皮に優しい、マッサージ効果?
一見、つげ櫛は木の素材なので先端が鋭く硬いように思えます。
しかし、そこは日本伝統工芸品の匠の技。
熟練のつげ櫛職人さんが手作業で、頭皮を傷つけないよう櫛の刃先を調整してくれています。
そのため大量生産のプラスチック製の櫛に比べ、頭皮へのあたりが優しくマッサージ効果があると言われます。
実際に使用してみても決して頭皮が傷つくことなく、むしろ血行が良くなる感覚さえあります。
⭕️抜け毛、薄毛防止
・頭皮へのあたりが優しい
・静電気が起きにくい
上記のメリットを持つ、つげ櫛。
・産後の油分の抜けきった髪の毛
・ホルモンバランスの変化による抜け毛
そんな、抜け毛や薄毛の悩みにも役に立っています。
プラスチック製のパドルブラシでは、髪をとかす度に静電気が起きゴソッと毛が抜けます。
しかし、つげ櫛だと摩擦が起きにくく抜け毛も緩和されているように思います。
⭕️切れ毛、枝毛予防
静電気が発生すると、枝毛や切れ毛の原因にもなります。
原因の発生を抑え、髪の毛の表面の荒れを予防してくれているように感じます。
⭕️髪の毛が絡まりづらい
根本からとかせば、絡まることなくスッと櫛が通ります。
プラスチック製のパドルブラシだと、とかした先から毛がブワッと広がり絡まることも…
パドルブラシと比較して、大きなメリットを感じます。
⭕️髪の毛にオイルを浸透させやすい
つげ櫛をオイルでお手入れをしているとき。
完全に自己流ですが、そのまま頭皮〜髪全体を解すこともあります。
つげ櫛とオイルとの相性はバッチリ。
薄毛防止の頭皮ケアの目的で行っています。
つげ櫛を使ってオイルヘアケアをすると、髪にオイルがよく浸透する気がします。
⭕️髪のボリュームを落ち着かせたい時
・寝起き
・乾燥時の髪の爆発
髪が横に広がって、大変な時。
つげ櫛は、髪のボリュームを落ち着かせ真っ直ぐにする効果を感じています。
パドルブラシで髪をとかしても、静電気で更に広がるだけ…
パドルブラシと比較して、大きなメリットを感じます。
⭕️持ち運びに場所を取らない
薄く、軽い
小さめのバッグにもスッと入る大きさ
場所を取りません。
どこでも、いつでも持ち運びできるつげ櫛。
パドルブラシと比較して、大きなメリットを感じます。
本当に手放せません。

デメリットは、

▲落下に注意
冒頭で記載した通り、本つげから出来たつげ櫛は非常に丈夫です。
しかし、落としてしまうと割れる事があるそう。
洗面所などで、ウッカリ落とさないようにだけ注意が必要です。

以上です。

お土産に喜ばれる確率100%!アメリカでウケ良し

・日本伝統工芸品である
男女両方に使える
・日常で使える
持ち運びに便利
・海外では手に入りにくい
海外では非常に高価である

現在、アメリカ在住。

仲の良い友人に日本土産として、つげ櫛をお土産で渡すと100%喜ばれます。

こんな良いものがあるなんて!アメリカにはないわ!

「髪が綺麗になる!」

「プロフェッショナルな職人が1つずつ作っているなんて、感動!」

「実際に使ってみて、持ち運びに便利だし実用的ですごく良かった!」

などなど…

アメリカで、ウケがすごく良いです。

なお、つげ櫛をお土産に渡した友人が「もっと欲しい!」と同じものを探したそう。

すると、送料や諸手数料込みで日本価格のおよそ4倍ほどの値段だったそうです。

まとめ

一生物の櫛(くし)が欲しい
前髪のセットを楽にしたい
・思い通りのヘアセットをしたい
・髪の状態を綺麗にしたい
・髪のボリュームを落ち着かせたい
・毎日気軽に使いたい
持ち運びし易く、丈夫で軽い櫛が欲しい

沢山の希望を叶えてくれる、つげ櫛。

日本に帰国するたびに、お土産用としても購入している一品です。

いつでも、どこでも。

手放せません。