アメリカの歯磨き粉でホワイトニングや虫歯予防も。日本とは何が違う?

毎日使っている歯磨き粉、何となく買っていませんか?

虫歯や歯槽膿漏などの症状が出てから気づく、歯の大切さ。

この前、半年に一度の歯のクリーンニングのため歯科に行った所、

歯科衛生士さんが「不具合が生じてから歯の大切さに気が付く人が多く、困る」

とぼやいていました笑。

つい手入れを疎かにしてしまう箇所なのかもしれません。

それ以外にも、以前務めていた大手金融機関で

新入社員の採用面接官を担当した時に、会社から新卒者の歯も見るように指導されました。

理由は、普段の日常生活が現れるから。

タバコの脂のついた茶色い歯、治療していない欠けた歯などはないかどうか…

大袈裟に思われるかもしれませんが、採用の有無に影響するほど意外と口元は人に見られる場所だと思います。

見られていないようで、見られている口元。

デンタルケアは、とても大切。

長年、私は海外の歯磨き粉を愛用しています。

今日は、おすすめの歯磨き粉についてご紹介します。

オススメブランドは?

毎回購入している愛用の歯磨き粉のブランドは、CrestかColgate

アメリカで一般的に普及している、とても有名な製品です。

ほぼこの2つのブランド縛りで、色々な種類の歯磨き粉を買っています。

現在使っているのは、Crest「Baking Soda &Peroxide Whitening」

以下、翻訳
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虫歯防止歯磨き粉 181グラム
重曹と過酸化水素を使用
歯石を防止し、歯を白くする
フレッシュミントの香り
以下、翻訳
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虫歯と戦う
・歯石と戦う
・歯の表面のシミを除去し歯を白くする
・口内と息を爽やかにする
・塩辛くない味
・歯のエナメル質にやさしい
・歯を滑らかにする
成分フッ化ナトリウム0.243%(100ml中に0.16gのフッ化イオン)
注意:6歳未満の子供の手の届かないところに保管。
使用分以上の量を飲み込んでしまった場合は、医師に相談してください。
用法大人か2歳以上の子供が使用可。
食後か1日に2回歯を磨くか、歯医者の指示に従う。飲み込まない。
飲み込む量を最小化するため、6歳以下の子供には豆粒サイズで使用。
子供の歯磨きが上手になるまでよく監督する。2歳未満の子供の使用については歯医者に相談。

使い続けて約10年!その効果は?

CrestとColgate。

ほぼ2つのブランド縛りで歯磨き粉を購入して、約10年。

実感している効果を3つあげていきたいと思います。

その1:歯が白くなる

歯磨き粉は使い続けてこそ効果があると考えています。

10年前と現在とを写真で比較した際、明らかに今のほうが歯が白いと感じています。

これはあくまで主観的なので、信憑性が薄いように思われるかもしれません。

しかし、1年に2回ほど通っている歯科で毎回病院専用の小型カメラを用い歯の色を撮影。

年単位で写真を比較してもらう機会がありました。

すると、「2トーン上がったね」と嬉しい診断あり。

もちろん、1日や2日でいきなり白くなるわけではありません。

けれど、継続は力なり。

歯を白くしてくれる効果は折り紙付きだと思っています。

歯が白くなる理由は、その成分。

アメリカの歯磨き粉には、大体「過酸化水素」が含まれています。

主に、歯科でホワイトニング治療をする場合に用いられている成分だそうです。

・ステインと呼ばれる着色汚れなどを分解し無色化する
歯のエナメル質の構造自体を変化させ白くする

上記のような効果を期待できます。

注意点として、日本国内で市販されている歯磨き粉には過酸化水素の配合が法律で禁止されています。

そのため、歯科でのみホワイトニング治療は認められています。

安全第一。

海外の歯磨き粉を購入する際は、一般的に普及している大手メーカーでの購入をお勧めします。

成分表記がよく分からない歯磨き粉は選ばない方が賢明です。

その2:虫歯になりにくい

アメリカ製の歯磨き粉を使うようになってから、虫歯知らず。

理由は、フッ素が日本製と比べて高濃度で配合されていることだと考えています。

現在使っているものは、フッ化ナトリウムの配合は0.243%

虫歯初期であれば、フッ素の再石灰化により歯磨きだけで修復できてしまうことも!

嫌な虫歯治療をせずに済みます。

以下にフッ素の効能について記します。

再石灰化
雑菌が原因となり口内が酸性化すると、歯の表面からカルシウムやリンなどの成分が溶け出ることが。
再石灰化とは、溶け出た成分を再び歯に戻すことをいいます。
歯を強化
歯の表面部分のツルツルとした、エナメル質コーティングを強化
これにより、口内が酸性化してもカルシウムなどの成分が外に溶けにくくなります。
口内の酸性化を予防
そもそも虫歯の発生源である菌を抑制
酸化を防ぐ効果があります。

その3:大容量コスパ◎

アメリカ製の歯磨き粉は、大容量。

大体180~200g前後の商品が多く売られているように思います。

大人2人で朝晩使用して、約4ヶ月ほど持ちます。

泡立ちが良いものが多いため、米粒くらいの量で充分。

日本では、大体90~130gなのでおよそ2倍の量

「ホワイトニング効果がある」と謳われている日本の歯磨き粉と値段を比較してみると、

・フッ素の配合量
・ホワイトニング機能

上記の2つの観点から見て、海外の歯磨き粉の方が断然お得だと実感しています。

日本製品との違いは?

アメリカ製品と日本製品との違いをご紹介します。

その1:フッ素の配合量

大きな違いは、フッ素の配合量です。

以下、日本の有名ブランドで発売されているフッ素配合歯磨きをご覧ください。

画像引用:https://www.kao.com/jp/deepclean/dcn_vital_00.html

花王 ディープクリーン薬用ハミガキ [100g]

高濃度フッ素(1450ppm)配合 

画像引用:https://www.lion.co.jp/ja/products/1

ライオン株式会社 クリニカアドバンテージ [130g]

高濃度フッ素(1450ppm)配合

画像引用:https://www.hagashimiru.jp/products/Gumcare.html

SK CHJ株式会社 薬用シュミテクト 歯周病ケア 90g

高濃度フッ素配合 (1450ppm

1000ppm≒0.1%

そのため、日本の商品も0.145%配合されていることになります。

現在私の使用しているアメリカ製の歯磨き粉は、0.243%。

日本製品よりもフッ素が多く含まれていることが分かります。

よって、虫歯になりにくいと考えています。

どうして、日本ではフッ素が多く配合している商品がないのか?

これには、理由があります。

2017年3月「高濃度フッ化物配合の薬用歯みがきが1500ppmを上限とする」ことを厚生労働省が承認したことによるためです。

日本口腔衛生学会では大いに歓迎されましたが、認可が遅すぎたという声も一部あるそうです。

ご参考:
厚生労働省通達
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tc2506&dataType=1&pageNo=1

日本口腔衛生学会 フッ化物応用委員会レポート
http://www.kokuhoken.or.jp/jsdh/file/statement/201803_fluoride.pdf

その2:ホワイトニング成分配合の有無は?

先述のとおり、日本国内で販売されている歯磨き粉はホワイトニングで用いられる成分「過酸化水素」を配合することが法律で禁じられています。

そのため、高濃度過酸化水素を用いたホワイトニングをするためには歯科に行く必要があります。

他にも、「ホームホワイトニング」があります。

しかし一度は歯医者へ行き漂白剤とマウスピースを購入するため、手軽さはないかもしれません。

その点、アメリカは歯の治療費が高額ということもありセルフケアが主流

歯磨きと同時に手軽にホワイトニングするのが一般的になっています。

注意点は?

アメリカ製の歯磨き粉を使用する際の注意点は何か?

考えてみたところ、日本製品と比較してフッ素が多く含まれているため口内が荒れることがあります。

こう書くと、「フッ素は安全なのか?」

不安に思われる方も多いと思います。

ご参考として、NHKで放送された番組の以下記事をご参照いただければと思います。

Q.フッ素は安全なの?

フッ素は一度に過剰に摂取したり、長期間に渡って大量に摂取し続けたりすると、悪心・おう吐や、歯や骨に異常が出るなどの中毒症状が起こることが報告されています。そのため、海外ではフッ素摂取量の上限を決めている国もあります。番組ではアメリカの医学研究所が1997年に発表した摂取許容量(9歳以上で1日10mg)をご紹介しました。

これに対し、歯みがき粉2cm(約1g)に含まれるフッ素の量は、およそ1mgです。今回番組でご紹介したスウェーデン式の歯みがき法を1日数回行ったとしても、口に入れたフッ素のほとんどは吐き出されるため、フッ素による悪影響は出ないと専門家たちは考えています。

フッ素入りの歯みがき粉は、適切に使う事で虫歯予防に効果が得られることが広く理解されています。その安全性については今回あらためて複数の専門家に確認を行った上で、番組でご紹介いたしました。

引用:NHKガッテン虫歯リスクが激減!?発見!新★歯みがき法 http://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20190508/index.html

アメリカでは、フッ素を高濃度配合した歯磨き粉は2歳以上からの使用が認められています。

しかし、日本では6歳未満の子供には使用を控える旨の表記がされています。

念のため、子供への使用はある程度の年齢になった時点で使う方が安心と言えそうです。

意外と見られているその口元。

手軽に虫歯予防・ホワイトニング出来るのが、アメリカ製歯磨き粉の魅力だと感じています。

これからも、適切な商品を選び使用方法を守り白い歯を維持したいと思っています。