突然の肌トラブル?!もしステロイド塗り薬が処方されたら…。自己判断は危険。

紅斑や湿疹、ミミズ腫れ。

突然、顔を含めた全身の肌トラブルが起きたら、まず皮膚科への受診が必要不可欠です。

抗アレルギー剤などの飲み薬はともかく、塗り薬としてステロイド剤などを処方されたら…。

どうしますか?ステロイド剤を使用することに抵抗を感じる方も多いと思います。

実際、私が通院している病院の皮膚科医によると、「レスタミンといった非ステロイドを希望し、ステロイド剤の処方を拒否する人が多い」とのこと。

結論から申し上げると、医師に出された薬はきちんと飲んで塗る!のが治るための一番の近道です。

(医師の診断に少しでも不安を感じる方は、セカンドオピニオンとして別の病院での受診をお勧めします。)

どうしてそのような考えに至ったのか、私の体験談を踏まえてご紹介したいと思います。

ご参考になりましたら、幸いです。

きっかけ

顔から足の指先まで原因不明の痒みに襲われ夜も眠れず、睡眠不足や体調不良と闘うこと3ヶ月間。

症状が良くなるまで週1回皮膚科に通いつつ、以下の記事でご紹介したオーストラリアコスメ「MooGoo」やビオチン療法を続けようやく沈静化しました。

★痒みの経緯や対策の記事(MooGooBiotin)はこちら↓

記事にも記載していますが、全身に痒みがあった中でどの部位の症状が一番辛かったかというと、額とこめかみです。

爪で顔を引っ掻いてしまうと傷がつくため、掻きたくても掻けないストレス、掻かなくてもまるで猿のように出てしまう赤味。

それまでは幸いなことにニキビや顔の赤みなど顔の肌トラブルで悩むことはなかったため、コンシーラーを塗っても隠しきれない状態に一層ウンザリしていました。

病院で処方された抗アレルギー剤を最大可能服用量飲み、ステロイド剤とMooGoo、そしてビオチン療法(医師に相談して、自主的に行ったもの)を併用する日々。

なんとか、身体の症状は落ち着き、残りはこめかみと額のみ赤みが出ている状態まで回復しました。

身体も落ち着いてきたし、顔の症状も治るだろう…。

怒涛の治療生活からようやく抜け出せそうな兆しが見え、気持ちが楽観的になっていました。

ところが、時間が経過しても顔だけは中々良くならない。

紅斑は消えたのですが、皮膚表面がカサカサしていて粉が吹いた状態になっておりファンデーションを塗ると、イグアナの肌

まるで半魚人のような自分の顔を見るのが嫌になってしまいました。

ステロイドとの付き合い方

皮膚科医へこの状況を相談したところ、一言処方したステロイド剤を顔に塗っていなかったでしょ?」

ドキッとしました。実は、大当たり。

痒みが引いた後、見た目普通の肌にも医師は2週間ほど身体と顔にステロイド剤を塗るよう指示を出していました。

しかし、私はステロイド剤を塗り続けると皮膚が薄くなり赤ら顔になるというインターネットの情報を真に受け、医師の指示に背き自己判断で顔への塗布は避けていたのです。

その行動の根底には、「ステロイド剤は怖い、塗ってはいけない危険な薬」という意識がありました。

ステロイドへの恐怖心を医師へ伝えると、

もう痒くないからと勝手にステロイドの使用を中止すると、結果的にまた痒みが起きる。そうすると、再度ステロイドを使用することになる。この行動を繰り返すことにより、肌耐性ができ再発時に同じ強さのステロイドが効くかどうかは分からない。グレードを上げた薬を使うことになったら、今までしてきた治療は泡になってしまい、無限ループになる。使用期間が長くなれば長くなるほど、副作用の影響は強くなる。これが一番怖いことです。短期間でステロイド剤の効果を最大限出し、副作用を最小限に抑えることを考えて処方の指示をしています。そのため必ず用法を守ってください。」

この言葉を受け、イグアナの肌を改善すべく顔へも塗るようになりました。

ステロイドは悪か

医師からの言葉に納得し反省をした私は、朝晩2回顔にもステロイド剤を塗り続けました。

すると、今までの悩みは一体なんだったのかと思うほど、カサカサとひび割れた額とこめかみの肌が潤い始め今度こそ全回復を遂げたのです。

今は、見た目もすっかり良くなり医師の許可のもとステロイド剤の使用を止めMooGooのみを使用しています。


MooGooトラベルパック

赤ら顔、皮膚が薄くなる、免疫力が落ち感染症にかかりやすくなる…

ステロイドの副作用は、知れば知るほど怖くなってしまいます。

しかし、ステロイドの専門知識がある医師の指示通りに塗ることが、最短ルートで肌を治す方法だったのだ、と痛感しています。

医師の言う通り、表面上は改善したように見えても、痒みの根本的な原因が治っていない段階で薬をやめてしまえば、また再発します。

それを判断するのが医師の仕事。逆に言えば、それを判断してくれる医師を見つけることが大事だとも思います。

痒みが引いた後2週間顔にステロイド剤を塗っていたら、もっと早く治っていただろう…。

今更後悔しても仕方のないことですが、今後はしっかりと指示に従い上手にステロイド剤と付き合っていこうと思います。